株の売り時を教えて下さい＝株が高い時期

株は面白い｜目的投資や長期投資の株の売り時
「株初心者のための勉強｜長期投資、買い時、売り時、株の初め方」
株が面白い、株を始めよう！

株が面白いのは、お金の数字が増えることです。
それと、人生的学びがあることです。

また、単純なギャンブルではなく、これまでの歴史的株市場で言えることですが、潰れない優良な企業の株なら買って放置しておけば上がっていることです。
しかも、配当もあります。

それでも、売ったり買ったりする時があります。

今回は、「株の売り時」について書きました。
お楽しみください。

株の売り時を教えて下さい＝株が高い時期

一般的な売り時としては
予定近くの利益を手に出来る値段になった
これ以上の損失を出さないため
銘柄の組み換えのため
の三つが主な売り時です。

その時、「頂点（一番高い時）で売らなければならない」と考えないで、「時期」と考えるとよいです。後悔が少なくなります。
「利益確定」と言う言葉もよいです。
昔の相場格言「頭と尻尾はくれてやれ」の考え方です。

予定近くの利益を手に出来る値段になったら売り時

例えば、「二倍になったら」「一億円になったら」「土地購入資金が溜まったら」「退職資金確保のため」などです。
また、「資産成長」「資産保全」「収益の獲得」などは、数十年後ならいつでも売り時、或いは相続人に渡ってから売り時。
「寄付や施設など社会的な目的」のために必要に応じて売却する時が売り時。

これ以上の損失を出さないための売り時

例えば、
企業の業績がライバルや経営者などによって悪化する時。
市況が、戦争やテクノロジーなどによって大きく変わって売れてたものが売れなくなる時。

※売るかどうかは、企業の基本的な健全性や将来の成長性を考慮することが大切です。一時的な物なら、むしろ買い増しもあります。

銘柄の組み換え（＝ポートフォリオの見直し）で売る

例えば、より大きく安定成長する会社を見つけて乗り換える時。
或いは、あまりにひどい経営陣に変わったために売る。
他の金融商品（不動産、ゴールド、投信、その他）の割合を増やす時。
などがあります。

株が高い時期の見極め方は？

一般的には「予定近くの利益を手に出来る値段になったら」いつでも売り時なんですが、やはり売り時の中での株が高い時の見極めは必要です。

財務諸表の数字や市況など

指標には、PER（株価収益率）、PBR（株価純資産倍率）、ROE（自己資本利益率）、ROE（自己資本利益率）、利益成長率などなどがあります。これらの指標で、現在の株価の高い低いを判断します。
また、それらの推移表で、企業・会社の安定性が優秀であれば、将来もっと高くなると考えます。

経済・市場の状況

景気が悪くなると株価が下がり、景気が良くなると上がります。
また、金利が下がると上り、金利が上がると下がる傾向もあります。
市況の変化で現在の株価の高い低いを判断します。

テクニカル分析

株価の動きを、日足(ひあし)、 週足(しゅうあし) 、 月足(つきあし)でグラフ（ローソク足グラフ）にして、今後の株の動きを予想します。
移動平均線も交えて、クロス（交わり）などで現在の株価の高い低いを判断します。
※こんなもので分かるの？と思うかもしれませんが、多くの人が参考にしているのでそのように動くことがあります。一時的な見せかけの動きに注意が必要です。

企業・会社が将来安定的に成長するかどう

新しい製品・サービスの開発、市場拡大戦略、競争力、経営陣などを考慮して、現在の株価の高い低いを判断します。

企業の業績の推移

株価が高い時には、企業の業績が非常に好調である可能性があります。一時的なものかもしれません。
財務諸表を調べ、企業が持続的な成長を達成してきているかどうかを確認しましょう。
持続性や安定成長性が無い場合は、騒がれている時が高値かもしれません。

感情的な要因

メディア報道や社会的な出来事によって株価が高騰することがあります。
売りたい時には良いニュースを流して株価を上げ、買いたい時には悪いニュースを流す人たちもいます。
また、日ごろは株に興味が無かった人たちまで、株という言葉を言いだすと、相場は終わるものです。
なぜなら、例えば高値掴みで買う人がもう居ないからです。
巷に煽りやニュースが出回る時が、売り時ということがよくあります。

短期投資で失敗する例

値段の上がり下がりを見ているうちに、まだ上がると勝手に思い込んで売れないまま、下がり続けることがあります。
頂点は後になってみないと分かりません。
株の値動きは激しいので、頂点にこだわらない方が良いです。

おまけ　長期投資と目標投資と短期投資の売り時の違い

投資目標をはっきりさせておくと、売り時の迷いが少なくなります。

長期投資の売り時

歴史的には、長期投資なら会社が潰れない限り「あの時代は安かった」となっています。なので、数十年後が売り時です。
※「潰れない」「成長する会社」を探しましょう。

目標投資の売り時

投資の時に狙った付近になったら売り時です。
頂点を狙うと、迷ったり間違ったりします。

デイトレード・短期投資の売り時

買った時の諸経費を含めた値段より高くなった時が売り時です。
最も高い時を考える必要はありません。
それと、自分で決めた損切りラインが売り時です。

※解釈の仕方もやり方も人によって違います。
ネットニュースや噂に惑わされないやり方を身につけましょう。
「財務諸表」「現地調査」「経営陣」「将来の安定成長」をしっかり調べるのは、良いやり方だと思っています。

※記事は私的な思いです。
記事の関係者が、保証したり責任を取ったりすることは一切ございません。

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