「株入門」バフェットコードを読むための株用語辞典
バフェットコードは、初心者から上級者に取って、大変便利な財務分析表です。
バフェットコード社が提供してくれています。
※ウォーレン・バフェットとは関係ありません。が、彼の精神を生かしていると思います。
株初心者のための勉強|長期投資、買い時、売り時、株の初め方
知れば知るほど株が面白い!
※当記事は、バフェット・コードのいちファンが、書きました。
参考と引用
バフェット・コード
ワンストップで効率的な企業分析ができる無料のツール
https://www.buffett-code.com/
バフェットコードの1ページ目に出て来る順番に「株用語の簡単説明」を書きました。
※他のページ「株入門 株用語簡単知識」などと重なるものもあります
株価×発行済株式数
企業の規模を示す数字です
会社が潰れても返済しなくても良いお金です
株価収益率 Price Earnings Ratio
株価が1株当たりの純利益(EPS:Earnings Per Share)の何倍で買われているかを見ます。
よく10以下は割安と言われます。が、基準は国や業種によって違いますので確認が必要です。
自己資本利益率 Return On Equity
株主資本に対して、どれだけ利益を上げているか
ROE(%)=当期純利益 ÷ 自己資本 × 100
10%~20%が標準、マイナスは赤字
高いほど効率的に利益を稼いでいる
総資産利益率 Return On Assets
当期純利益 ÷ 総資産 × 100
5%が標準
高いほど効率的に利益を稼いでいる
※総資産とは、返済の必要がある資本と返済の必要がない資本の合計です
財務レバレッジ(倍)=総資本÷自己資本
総資本=他人資本+自己資本なので、借り入れが大きくなると上昇します。
どういう借り入れをどのくらいして、どう生かしているかを調べる必要があります。
自己資本比率=純資産÷総資本(負債+純資産)×100
自己資本比率とは、返済不要の自己資本が全体の資本調達の何%を占めるかを示す数値
40%以上が潰れない目安
純資産と負債の合計
純資産は、資本金、資本剰余金、利益剰余金、自己株式など
負債は、支払手形、買掛金、短期借入金、未払金、前受金、預り金、仮受金など
配当利回り=年間1株配当金÷株価×100
会社によって違いがあり、また年間の業績などによって変動します
深夜でも、証券会社内で株を売買することができるシステム。東証とは関係がありません。
税引前利益に支払利息、減価償却費を加えて算出される利益
企業価値 Enterprise Value
買収に要する時価総額と買収後に返済する必要がある金額の合計
価値には、時価総額などの目に見える資産と、知的財産、ブランド力、成長性などの目に見えないものがあります
簡易買収倍率
企業を買う時、初期投資額を何年で回収できるかを判断する役に立つ
6.6倍が中央値
該当なし (not applicable)、利用できない・ない (not available) のこと
株価純資産倍率(=解散価値) Price Book-value Ratio
PBR=株価÷一株当たり純資産(BPS)
PBR=1未満であれば、株価は割安
株価売上高倍率 Price to Sales Ratio
PSR=時価総額÷年間売上高
0.5倍以下だと株価が割安、20倍を超えると割高と言われる
投下資本利益率 Return On Invested Capital
調達資金に対して、どれだけ利益をあげたか
ROIC=税引き後営業利益÷(株主資本+有利子負債)
7%以下は、事業の再検討が必要
ROIC 操作することが難しい。 株主と債権者からの調達コストに対応した収益力を測定できる
ROE 財務レバレッジにより操作可能
ROA ROICと違い、事業負債まで含む
ベータ値
市場全体の動きを1とした時、その企業の株価がどの程度変化するかを数値化したもの
値が大きい=値動きが大きい
Price Earnings Growth Ratio
株価収益率(PER)が割高か割安かを図る指標。
PEGレシオ=PER÷1株当たり利益成長率
1未満割安、2以上割高
1株当たり利益を前年同期と比べた比率
経常利益増加率=(当期利益-前期利益)÷前期利益×100
投下資本に対してどれだけの利益を稼いだか
年平均成長率
Compound Annual Growth Rateの略
10年のCAGRを見れば、会社の本質的な力が分かります
収益はどれだけ売上があったか
利益はどれだけ儲かったか
「営業利益」=「売上高」-「売上原価」-「販売費・一般管理費」
「営業利益率」=「営業利益」÷「売上高」×100.
「売上総利益」=「売上高」-「売上原価」
「経常利益」=「営業利益」+「営業外収益」-「営業外費用」
1株当たりの純利益 Earnings Per Share
EPS=当期純利益÷発行済株式総数
株価が収益の何倍まで買われているかを示す
※PER(株価収益率)=株価(時価)÷EPS
配当性向(%) = 1株当たりの配当 ÷ EPS × 100
一般的には30~40%
配当金額は、業績や経営姿勢などによって変わりますので、今期が高配当株だからと言っても、それがずっと続くわけではありません。
倒産しにくい会社
ただし、数字だけに頼るのではなく、項目に表れた内容のチェックが必要です
(1)自己資本比率
自己資本÷総資本
一般的には、50%以上は優良企業、30%程度は安全
(2)固定比率
固定比率=固定資産÷自己資本×100
100%以下は固定資産をすべて自己資本でまかなえている
100%を上回るほど借金に依存している
(3)固定長期適合率
固定長期適合率=固定資産÷(自己資本+固定負債)×100
100%より低いほど安全性が高い
(4)流動比率
流動比率=流動資産 ÷ 流動負債 × 100(単位%)
流動負債(すぐ支払わなければならない)に対して、流動資産(すぐ現金化できる)がどれくらいあるかを示す
流動比率が高いほど短期的な支払能力が高い
一般的には120%を超えていれば安全
(5)当座比率
当座比率=当座資産÷流動負債×100
流動比率よりも短期の支払い能力を判断できる
健全目安は100%以上
現地確認
これはバフェットコードにはありませんが、ウォーレン・バフェットが行います。
経営陣、会社の無駄贅沢、雰囲気、従業員の声、出入り業者の声、近辺の声、実店舗での販売状況などなどを現地確認します。
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